医療脱毛の後は保湿クリームで、肌のお手入れをきちんとしていますか。普段からボディケアをおこなっている人なら、意識せずとも続けている習慣かもしれません。
でも医療脱毛中は、とくに意識して肌の環境をチェックすることが大切です。肌の保湿は普段の生活でも大切。
脱毛をするとあらゆる負担がかかり、いつもより肌の働きが低下する可能性もあって、そのまま医療脱毛を続けると肌の状態が悪化する場合もあります。
そこで医療脱毛をこれから始める人、もしくは現在通っている人に向けて、保湿の大切さをお話ししていきましょう。
医療脱毛中は保湿が必要な5つの理由
ボディケアは普段からやるべきことですが、つい手間がかかり手を抜いてしまう人もいるでしょう。
しかし医療脱毛中は保湿がとても大切な役割を持つため、欠かさずに行うことが必要です。保湿クリームを使用する意味について、大切な5つの理由を見ていきましょう。
乾燥肌は施術を断られる可能性がある
医療脱毛で使用する機器はレーザーの出力が強く、脱毛サロンよりも痛みがあります。肌に与えるダメージも強いため、当日施術をする際には慎重に肌の状態がチェックされるでしょう。
その際に保湿をしっかりとせず、肌がかさついている場合や乾燥による肌荒れがひどい場合だと、施術を断られる可能性があります。
粉を吹くほど白っぽい乾燥肌、きめが粗くヒリヒリする場合などは、施術をする前に一言スタッフに相談しておきましょう。
施術中の痛みが強くなる可能性
医療脱毛に保湿クリームが欠かせない理由は、施術中の痛みが悪化する恐れがあるためです。
保湿クリームと肌の痛みがなぜ関係するのかピンとこないところですが、肌の乾燥が進むと外部からの刺激に弱くなってしまう場合もあります。
そのためレーザーを照射した際に熱を感じやすくなり、痛みが強くなってしまいます。でも保湿クリームでケアをした肌なら、バリア機能の働きが安定して受けるダメージを抑えることが可能です。
肌質が変わってしまう
医療脱毛の後に保湿クリームを使用しなければ、肌の水分バランスが崩れてしまいターンオーバーのサイクルが乱れる可能性があります。
すると本来は普通肌だった人もダメージから回復するまでの時間がかかり、立て続けに脱毛の負担が続いて敏感肌や乾燥肌になってしまうケースも。
脱毛がきっかけで肌質が変化しないよう注意するためにも、普段から保湿クリームでケアしながら肌環境を把握しておくことが大切です。
施術後のダメージが悪化する
医療脱毛は永久的に効果が続くといわれ、一度の施術の脱毛効果が高いところがメリットです。
施術した後はクリニックでアフターケアのジェルやローションなどを使い、肌の火照りを鎮めるケアをしてくれます。
しかしこれだけでは充分に保湿されないこともあり、脱毛後のダメージが悪化する場合もあるのです。
照射するレーザーは皮膚の水分を奪ってしまうので、不足する潤いは自分でしっかりと補わなければ、次回の施術の時にさらに肌の状態が悪化する可能性があります。
脱毛効果に悪影響がある
医療脱毛の後に保湿クリームでしっかりとお手入れをしなければ、脱毛効果が減る可能性があります。
その理由は乾燥した肌は硬化しているため、毛が抜けにくくなっているためなのです。また乾燥肌に照射したレーザーは毛根に吸収されにくいため、施術の効果が充分に発揮できないことも注意点です。
ひどい乾燥肌だと、脱毛効果は半分以下に減ってしまう場合もあるでしょう。せっかく痛みを我慢して施術を受けても、これではもったいないですよね。
医療脱毛中のセルフケアの方法について
医療脱毛中は、普段よりも熱心にボディケアをすることが必要です。注意すべきポイントややり方について、詳しくご紹介していきましょう。
顔脱毛のお手入れ方法
鼻の下のムダ毛や頬の産毛など、顔脱毛はメイクのノリがよくなるなどのメリットで、近年とても人気が高まっている部位です。
顔は目立つ部分なので、とくに医療脱毛中のケアはしっかりと行いたい場所。顔脱毛をしている人は、まず化粧水をたっぷりとつけて肌になじませてください。
乾燥を補うためには、保湿クリームの前の水分補給がコツです。化粧水をつける時は、手のひらでハンドプレスするようにしっかりと化粧水を抑え込むこと。
そしてしっとりとしたら、油成分を含んだ保湿クリームや乳液で潤いにフタをしてください。
ボディケアの方法
ボディは顔と比較すると、皮膚が厚い部分もあるので化粧水を使わなくても、医療脱毛中は保湿クリームだけでも充分です。
ただし肌が敏感なエリアは、とくに注意して毎日保湿ケアをしてください。VIOやワキなどは、皮膚が薄く乾燥しやすいところ。
気になる場合は顔のように、化粧水で潤いを与えてから保湿クリームを使ってください。乾燥肌や敏感肌の人は、医療脱毛中は3年間ほど念入りなボディケアが必要です。
使用する保湿クリームのオススメ
ボディケア用品や化粧水など、基礎化粧品は色々なメーカーが販売されていますので、医療脱毛中はどれを使うにしても肌に負担が少ないものを使うことが必要です。
医療脱毛のレーザーは肌が軽く火傷をしたような状態になることもあり、使用するスキンケア商品によってさらに炎症が悪化することは避けなければなりません。
医療脱毛中の保湿クリームとしてオススメなのは、低刺激の無添加タイプ。普段使い慣れているアイテムが最も安心です。
化粧品を変える場合は念のためパッチテストを行って、肌との相性をチェックしましょう。
顔用でボディケアをする
顔の皮膚はボディ以上に敏感で薄いので、化粧品の配合成分はボディ用品より刺激が少なく製造されています。
もし肌の乾燥が気になる場合やVIOなどのデリケートなエリアは、顔用の基礎化粧品を使ってお手入れすることもオススメです。
化粧水と乳液、クリームなど、顔のお手入れの手順でボディケアをしてくださいね。
メンソール系に注意しよう
夏は肌がひんやりとするメンソール系のボディケア商品や、デオドラントが人気です。しかしひんやり感を出す清涼成分は肌に刺激を与えることもあるので、医療脱毛中のケアには使用しないほうが安心ですね。
化粧品のアルコール成分、添加物なども刺激の要因になるため、安全性を考慮して選びましょう。
まとめ
医療脱毛の後は保湿クリームで肌をしっとりとさせ、次回の施術に備えてボディケアをしましょう。
普段よりも肌に刺激が多い脱毛中は、紫外線対策も忘れずに行ってくださいね。また脱毛中に肌の異常がある時は、すぐにクリニックに連絡して対処することが必要です。